信念に貫かれた男たちを描き続け、“男性派の巨匠”と謳われたアクション映画監督。1911年1月3日、イリノイ州オーク・パーク出身。業界入りはRKOからだが、第二次世界大戦の勃発で空軍に従軍し、短編ドキュメンタリーなどを撮る。戦後、コロムビアと契約し、「The
Man Who Dead」(46)で長編劇映画デビュー。50年にMGMに移り、「日本人の勲章」(54)で高い評価を受けた後フリーとなる。「OK牧場の決斗」(57)、「ゴーストタウンの決闘」(58)、「ガンヒルの決闘」(59)の“決闘三部作”や、「老人と海」(58)、「荒野の七人」(60)、「大脱走」(63)、「鷲は舞いおりた」(79)などで骨太な男性を描き続けた。92年8月18日、肺気腫と心臓発作で逝去。