アイルランド沖で体長20メートルの怪獣が捕獲された。それは、海底火山の爆発によって眠りから覚めた太古の怪獣の子供で、“ゴルゴ”と名づけられ、ロンドンで見世物にされる。しかし、ゴルゴには60メートルにも達する母親がいたのだ。さらわれた子供を取り戻そうと、巨大な母ゴルゴは軍隊の猛攻を尻目にロンドンに上陸した!
海外では珍しいヌイグルミを駆使したイギリス製怪獣映画。監督は「原子怪獣現わる」のユージン・ローリー、特撮は「2001年宇宙の旅」を手がけた巨匠トム・ハワードが担当。精巧なミニチュアワークと合成による都市破壊スペクタルは大迫力で、「大巨獣ガッパ」など我が国の怪獣作品に多大な影響を与えた傑作である。
○1960年イギリス映画(製作:キング・ブラザース・プロダクションズ)
○1961年日本公開作品(配給:MGM)
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