アフリカの農場で父と暮らす少女ジルは、原住民から買ったゴリラの赤ん坊をジョーと名付けて育て始める。12年後、ニューヨークの興行師オハラはカウボーイのグレッグを伴ってアフリカを訪れるが、彼らの前に体長3メートル余りの巨大なゴリラが現れる。それは、ジルが育てたジョーの成長した姿だった。
「キング・コング」のスタッフが再び結集した特撮巨猿シリーズ第3弾。ジョーの豊かな表情や人間との絡みの合成シーンなどオスカーに輝いた特殊効果は素晴らしく、チーフアニメーターとして参加した“映像の魔術師”レイ・ハリーハウゼンの実質的なデビュー作となった。のちにディズニーが「マイティ・ジョー」として再映画化。
○1949年アメリカ映画(製作:アーゴシー・ピクチャーズ)
○1952年日本公開作品(配給:日本RKO)
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