新婚旅行でドイツの片田舎を訪れたイギリス人のジェラルドと妻マリアンヌ。道に迷い、寂びれた宿屋に身を寄せた彼らは、地元の名士ラブナ博士と知り合い、古城で催される仮面舞踏会に招かれる。だが、ラブナ博士の正体は、血に飢えた吸血鬼の一団を率いる首領だった。“吸血鬼の接吻”を受けてしまったマリアンヌを救うべく、ジェラルドは吸血鬼退治の研究を重ねるツィンマー教授に助けを求めるが…。
英国ホラーの名門ハマー・プロが製作した幻の吸血鬼映画。魔法陣と呪術を駆使したバンパイア軍団との戦い、乱れ飛ぶ数千匹の蝙蝠の群れ -- 斬新なアイデアと独創的なビジュアルは、今なお色褪せない新鮮な魅力を放つ。監督は「オーロラ殺人事件」のドン・シャープ、製作は「吸血鬼ドラキュラ」のアンソニー・ハインズでジョン・エルダー名義で脚本も兼任。
○1963年イギリス映画(ハマー・フィルム・プロダクションズ製作)
○1964年日本公開作品(配給:ユニバーサル・ピクチャーズ)
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