女学生のマーガレットとリサは、クリスマス休暇をリサの故郷で過ごそうとドイツからイタリアへ向かう深夜急行に乗り込む。だが、胸踊る帰省旅行はコンパートメントに突如乱入してきた2人組の暴漢と色情狂の女によって一変する。少女たちは異常興奮した3人に次々と恥辱と暴行を加えられ、無残にも息絶える。逃げ出すように列車を降りた犯人たちは、偶然出会った中年医師の邸宅へ招待されるが、そこはリサの生家だった。全てを知った両親は冷酷な悪魔たちに血の報復を決意する。
ベルナルド・ベルトリッチの演出補を務め、ダリオ・アルジェントの「歓びの毒牙」で脚本作りに協力した鬼才アルド・ラドが、伝説のグラインドハウス映画「鮮血の美学」への返答として発表した残酷スリラー。マーシャ・メリル、エンリコ・マリア・サレルノら欧州一流の演技陣が集結し、巨匠エンニオ・モリコーネが音楽を担当。異様な緊張感を孕んだ筆致、凄惨な暴力渦巻くインモラルな内容で激しい拒絶反応を引き起こした超問題作!
○1975年イタリア映画(製作:エウロピアン・インク)
○1976年日本公開作品(配給:東京第一フィルム)
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