1940年のフランス戦線。ダンンケルクから撤退中のイギリス軍のスティーブンス大尉は、マーティン中尉の命を救う。だが、マーティンはイギリス将校を装うドイツ軍のスパイだった。イギリス本土へ無事帰還した2人だが、マーティンは潜入しているスパイ組織と共にイギリス軍のレーダー基地攻撃を計画する。マーティンの正体を知らないスティーブンスはスパイ探索の任務に就くが…
クエンティン・タランティーノが「イングロリアス・バスターズ」としてオーマージュを捧げた「地獄のバスターズ」のE・G・カステラッリ監督によるマカロニ・コンバット。バトル・オブ・ブリテンを背景にイギリス軍のレーダー基地をめぐり展開する英独の諜報戦を、スパイ映画さながらのタッチで描いた異色作である。スペインでロケされたダンケルク撤退戦や無数の戦闘機が入り乱れる英独航空戦など迫力の戦闘シーンも大きな見どころだ。
○1969年イタリア映画(エドモンド・アマティ・プロダクション製作)
○1971年日本公開作品(配給:MGM)
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