1864年、アメリカ中西部のコロラド州サンドクリーク。シャイアン族との生活に別れを告げた白人女性クレスタは、婚約者の待つ砦へ向かう。ところが、彼女を護送する騎兵隊の小隊がシャイアンの奇襲を受け全滅。クレスタと、インディアンへの復讐に燃える若い兵士ホーナスだけが生き残った。いがみ合いながらも旅を続ける若い二人。しかし、いつしかホーナスはクレスタを愛し始めていた。そして二人は、シャイアンの集落を攻撃すべく準備中の騎兵隊陣地へ辿り着く。
アメリカ史上最大の汚点といわれた「サンドクリークの大虐殺」をテーマに、それまでの騎兵隊とインディアンの概念を根底から覆したアメリカン・ニュー・シネマの問題作。ロードムービー風から一転し、ラスト15分で描かれる、騎兵隊によるシャイアン族への無差別殺戮は、バフィー・セント=マリーの主題歌と共に強烈な印象を残す。
○1970年アメリカ映画(アブコ・エンバシー・ピクチャーズ製作)
○1971年日本公開作品(配給:アブコ・エンバシー映画)
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