1962年6月22日、アトランタ連邦刑務所。服役中のマフィア準幹部バラキは同房の囚人を鉄パイプで殴り殺す。彼は、組織を牛耳るジェノベーゼから密告者と疑われ、命を狙われていたのだ。しかし、バラキが殺した男は暗殺者でなく赤の他人だった。自責の念とジェノベーゼへの復讐心から、バラキはFBIにマフィアの実態を告発する。
“影の政府”といわれたマフィア=コーザ・ノストラの全貌をバラキへの独占取材を元に綴ったピーター・マーズのベストセラーの映画化。組織に拾われたバラキがニューヨーク5大ファミリーの内部抗争で暗躍する30年余りを、回想ドキュメンタリー・タッチで描く。007シリーズの巨匠テレンス・ヤングのダイナミックな演出と共に、チャールズ・ブロンソン一世一代の演技が光るバイオレンス超大作。
○1972年イタリア=アメリカ映画(デ・ラウレンティス・インテルマルコ製作)
○1972年日本公開作品(配給:日本ヘラルド映画)
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